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【カンボジア】番外編:プノンペンのディープなローカルスポット「プノン・タ・プローム」で遺跡観光!

カンボジアの首都プノンペン。最後に訪れたのは、2014年夏。約2年ぶりにプノンペンに行って参りました!

プノンペンに行ったことある方はわかると思うのですが、観光都市シェムリアップに比べると、観光するところが全然ありません。プノンペンは2日で十分、ともよく言われます。プノンペンは「観光」というより、「S21」「トゥールスレン博物館」などで「歴史」を、建設が進むビルやインフラの整備などで、カンボジアの「発展」を、感じ学ぶ要素が強いと思います。

しかし!プノンペンにもガイドブックに載っていない遺跡があるんです!その名も「ワット・タ・プローム」!

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「ワット・タ・プローム」とは?

12世紀にジャヤバルマン7世によって建造されたバラモン教と仏教の混合寺院であり、世界遺産アンコールワットよりも前に建てられています

「ワット・タ・プローム」への行き方

ワット・タ・プロームは、プノンペンから南へ35キロ行ったところにあります。トゥクトゥクで往復20ドルくらいが相場です。プノンペンの中心部から1時間ほどかかります。「ワット・タ・プローム」よりも「トンレバティ」の方がドライバーさんに通じやすいので、「トンレバティまで」と伝えるのがいいと思います。

「ワット・タ・プローム」到着!

到着すると、ものすごい勢いで物売りのこどもに囲まれます。「御供えの線香買って!1ドル!」「お花を買って!1ドル!」と・・・。相手がこどもとはいえ、ずっと付きまとわれるので正直キツイです。外国人の私たちにとって、ここは観光地になってしまうんですが、地元の人にとっては、それぞれの想いを捧げる寺院であり、地元の方も3グループほど訪れていました。そのグループの方たちが、お花と線香とロウソクを買っていたので、私たちもそれにならって買い、一緒にお祈り?しました。

今でも美しく残るレリーフと、首を取られた仏

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かなり崩れてはしまっているものの、今でも美しいレリーフがはっきりと残っているところもあり、小さい遺跡ながら見所はたくさんあります。クメールルージュによって首をとられてしまった仏像が残っており、その仏像に地元の方がお祈りを捧げている光景には、その仏像がきっと、地元の人が「過去」を忘れず「歴史」と向き合うための遺産になっているんだろうな、と感じました。

なんでガイドブックに載っていないのかというと・・

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思う存分、遺跡観光を楽しみたいところなのですが・・遺跡内では、ずっとこどもがつきまとってきますし、老婆老爺も気づけば、私たちの周りに1人、2人・・10人と増えていき、皆さん静かにお金を求めてこられるんです。周りにいたこどもたちも「they want money. up to you, up to you..」と、この老婆老爺に囲まれる状況を説明してくるので、「えーもうどうしよう(汗)!!」と。何もしてこないから危なくはないんですけど、それでもこわいし、居心地はよくないし、観光どころじゃないんです。。仲良しのカンボジア人の友達もこういった老婆老爺にはお金を渡すし、老婆老爺が頭を下げて手を合わせてお金を求めてこられるので、さすがにお金を渡してしまいます。しかし100リエル、なんも買えないよ〜っていう小さなお金なんですけど(使うタイミングがなくたまってしまいがちな100リエル)・・。それでも「オークン(ありがとう)」と、結構心から言ってもらえるので、余計に悲しくなってしまいます。

観光に集中できません

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私は、遺跡も観れて良かったし、こういった不安な?環境に置かれるといろんなことを考えさせられ、思考の幅を広げるきっかけになるので、こういうスポット行きたいんですけど、ただ「観光を楽しみたい」という旅行者さんは、きっと「★☆☆☆☆最悪だった」というレビューになるだろうなあ・・という「プノン・タ・プローム」です。

自分は部外者ということを認識してほしい

久しぶりに観光客になってみて、カンボジアに観光にきた旅行者を見たり、話を聞いたりすると、「偉そうに・・あなたは何様なんですか?」という「態度・感想」を感じることがあることを思い出しました。私たちはこのカンボジアという国の部外者であり、地元の方にとって神聖な寺院を、異宗教でかつ相手の宗教にまったく理解もない(と思います)状態のまま訪れているんです。そんな私たちが、表面だけ・目に見えたものだけを評価するなんて、恥ずかしいことだと思います。評価や感じ方は人それぞれあると思いますが、現地の人と対等に向き合う心は持ち合わせなきゃ、ということを自分への戒めも含め、書き留めておこうと思います。

また「プノン・タ・プローム」から徒歩5分ほどで、「トンレバティ」という現地の方のバカンス?地もあります。それはこちらに。

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